一般歯科

虫歯治療

虫歯治療

エアーアブストラクション(エアーフロー)による虫歯治療

エアーアブストラクション(エアーフロー)による虫歯治療

エアーアブストラクションとは強力なエアーフローで、空気の力を使い、お口の汚れだけではなく、初期虫歯の溶けている部分だけを吹き飛ばす事ができる装置です。
タービン(一般的な歯医者さんで歯を削る時に使うキュィーンって音がでる機械)の代わりに歯を削れる装置が色々開発されましたが、この装置もその内の一つです。患者さんの負担は少ないのですが、清掃の手間など管理維持や装置が高額だった為、日本で導入している医院は0.1%以下といわれています。
この装置を使った初期虫歯の治療(歯が溶けている事が確認できているケース)や乳歯の虫歯治療には体の負担が減り有用です。
当院では初期虫歯の初期では歯を削る治療は行いません。悪しからずご了承を…。
また、こちらの治療のデメリットとして、料金は自由診療になるため全額患者様負担になることがあげられます。

予防治療

予防治療

虫歯にならないための予防治療のレクチャーを、患者さんに行います。
患者さん一人一人リスク因子が違います。各因子を調べ、それに対してケアーを行っていけば、恐れる事はありません。

予防のために普段できること

予防のために普段できること

虫歯・歯周病予防のために、正しいブラッシングを心掛けましょう。まずは歯ブラシで磨き、それでも歯垢が残るなら歯間ブラシを併用しましょう。「磨いている」と「磨けている」は違います。
どうしても磨き残しがある場合は、コンサルティングを行います。そして、歯並び、歯の大きさ、使用する道具を考慮して「磨き残しが出る」理由を探ります。そのうえで、効果的な歯磨き方をアドバイスいたします。
虫歯予防には場合により、キシリトールガムなどを歯磨きに併用するのも効果的です。
定期検診は、4ヶ月に1回が目安です。これは、虫歯や歯周病が悪化する前のタイミングです。希望される方には、定期検診の案内をお送りしています。
もし虫歯が出来てしまっても軽度の初期虫歯であれば、歯を削る必要はありません。歯磨きをきちんと行えば、進行する事はありません。歯を削ると有機質の少ない固い組織を取りきってしまう可能性があるため、柔らかい組織が露出し、歯が脆くなる可能性があります。当院ではまず、フッ素とレーザーを併用し、歯を保護する「膜」を作ります。これにより虫歯菌の出す酸に対して、対酸性が向上します。そしてブラシングの確認。その後も定期検診時に進行度、リスクの確認を行います。

だ液検査

リスク判定検査

リスク判定検査

保険外にはなりますが、当院ではお口の中の細菌量、質の検査、生体の虫歯歯周病進行防御因子活動量検査を行う事ができます。その結果から虫歯、歯周病のリスクの大きさを判定します。同時に生活習慣の改善ポイントをアドバイスできます。虫歯菌の検査と同時に、歯周病菌の検査をも同時に行う事ができます。

Q 最近だ液検査をやられる医院様も増えてきているかと思いますが、まだ対応している医院は少ないかと思います。先生がだ液検査始めようと思ったきっかけを教えて下さい。
A
当院は開院当初から日本で予防治療の第1人者である熊谷崇先生が提唱するクリニカルカリオロジができる体制で診療してきました。ただ予防治療は非常に大切ですが、保険外診療となる為、当院では金額を気にされる方が多く、希望されない方が多くみえました。そこで多くの方に予防治療を体験して貰う為に、費用を抑えた簡便な検査方法が無いか探していました。
BANA TESTやクリニカルカリオロジの唾液検査は検査に時間が掛かるため、保険診療で定期検査希望の患者さんには不向きでした。
定期検診で来られる患者さんの口の中を、癌やウイルス感染などによる粘膜病変の有無、顎関節の状態、咬合異常の有無の確認はもちろんですが、歯科医師だけの主観による、口腔状態は良好。不良。だけでは寂しいと考えており、より科学的に、視覚的に現状の健康状態をわかるように、歯周検査を図式化し提供。過去の来院時と比べて現状が悪化しているか、改善しているかなどが分かるように情報提供していますが、より定期検診の重要性を体験して頂くため、SMT唾液検査を導入させて頂きました。少し長い期間での検診指標として活用していただければと考えております。
Q だ液検査でわかる事(だ液検査で何がわかるか教えて下さい。)
A
SMT(Salivary Multi Test)唾液検査
SMT(Salivary Multi Test)唾液検査は試験紙を用いて、歯の健康に関する項目判定指標としてむし菌数・酸性度・緩衝能歯周病リスク判定指標白血球・タンパク質・口臭測定指標アンモニアの6項目を測定します。

歯の健康に関する項目
むし歯菌:むし歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯の健康を損なうことが知られています。
唾液のpH:唾液の酸性度が高いと、口腔環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。
唾液緩衝能:唾液には、むし歯菌や食物由来の酸を中和する機能(緩衝能)がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。

歯ぐきの健康に関する項目
白血球: 歯と歯ぐきの間で細菌や異物が増加すると、生体の防御作用により唾液中の白血球が増加することが知られています。
タンパク質:口腔内細菌や、歯と歯ぐきの間にあるバイオフィルム(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が多くなることが知られています。

口腔清潔度に関する項目
アンモニア:口腔内の細菌総数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、口臭等の原因になるといわれています。

BANA TEST口臭を産生する嫌気性菌の測定
口臭の主な原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)は、口やのど(咽・喉頭)に生息する嫌気性菌が産生するものです。嫌気性菌は粘膜奥深く密閉された、歯と歯肉の境界部分の歯周ポケットや舌背部にある舌乳頭のひだの奥深く、また扁桃腺の奥粘膜部分など酸素が少ない場所で繁殖して口臭を発生させます。
歯周病の病源菌であるPorhyromonas gingivalis(P.g菌)、Treponema denticole(T.d菌)とTannerella forsythia(T.f菌)の3種類の嫌気性菌について調べることができます。どの部位に嫌気性菌が繁殖しているのかを知ることができる方法です。
Q だ液検査を受ける理由について教えて下さい。(なぜ受けた方がいいのか、特にこんな症状がある方は受けた方がいいなど)
A
健康を維持していただく為には、食べれる事が重要です。
食事が美味しく食べれるかどうか、不自由無く食事ができるかどうかです。ただ自分の歯に勝る材料はありません。そこで自分の歯を残す事が重要になってきます。
体の変調は中々自分では気付けません。手遅れになった時にしか気付く事ができないのが殆どだと思われます。特に症状が無ければ、レントゲン検査も行えず、体の変調を手遅れになる前の初期の段階で気付く事は困難です。その為に定期検診で来院してチェックするのですが、原因が解っているだけでも、日常生活において気を付けて生活を送る事が出来ると思います。
Q 費用を教えて下さい。
A
SMT唾液検査:一回2,200円(税込)
BANA TEST: :一回2,200円(税込)
虫歯活動度試験及び細菌培養検査:各項目2,200円(税込)
外注測定検査会社による唾液検査1菌種1項目毎に5,500円(税込)

PMTC

PMTC

PMTCとは「専門的機械歯面清掃」のことで、当院では歯科医師または熟練の歯科衛生士が行います。患者さんの歯のあらゆる汚れに対し、エアーフローや歯磨き粉(各種)、歯間ブラシ、超音波ブラシ、スケーリングなど、さまざまな器具を使ってクリーニングします。

歯周病

歯周病

歯周病とは

歯周病とは

歯周病はその文字の通り、歯を支える歯肉や歯槽骨の組織をじわじわと破壊する「歯の周りに起こる病気」です。歯周病は「静かなる病気」といわれ、進行しても痛みがなく、気がついた時にはかなり深刻な症状になっている場合も少なくないので、注意が必要です。

歯周病の原因は、お口の中にひそむ歯周病菌です。歯周病菌は歯の表面に付着した食べカスを餌に増殖し、バイオフィルムと呼ばれる菌の塊を作ります。この歯周病菌は空気を好まない為、空気に触れない所を探し、歯ぐきの中に入ろうとします。歯ぐきの中の歯肉、歯を支える歯槽骨や歯根膜などに炎症を起こし、歯周病が発症します。

歯周病菌が作る物質や歯周病菌が血管の中に入り込み、全身をめぐることで、心臓病や肺炎、糖尿病、早産・低体重児出産などのリスクが高まるなど、体全身に悪影響を及ぼす可能性があることが分かってきました。
歯周病は治りにくい病気ですが、歯周基本治療をきちんと受ければ症状は改善します。さらにケースによっては再生治療も施せば、どんな物も食べる不安が無くなり、お口の中に自信が持てるようになります。当院で歯周基本治療を受けられた方の95%以上の方は症状の改善に実感をもたれています。

歯周病には下記の様な症状が見られます

  • 歯がむずがゆい
  • 歯と歯肉の接しているところが赤く腫れる
  • 歯を磨いた時に出血がみられる
  • 歯肉から膿が出る
  • 口臭が気になる
  • 唾液がネバネバする
  • 朝起きた時に口の中が気持ち悪い
  • 食べ物が噛みづらくなる
  • 歯が浮いた感じがする

歯周病を予防するには

歯周病を予防するには

歯周病の原因は、お口の中にひそむ歯周病菌です。歯周病菌は、歯の汚れをエサに増殖するため、歯をキレイに磨き上げて、歯の表面に汚れを残さないことが、もっとも効果的な歯周病予防といえます。
ただし、「磨いている」事と「磨けている」事とは当然違います。原因菌を残さないために、専門家から学んだ「正しいブラッシング」を心掛けましょう。

正しいブラッシング方法

正しいブラッシング方法

鉛筆を持つように持つ。
スクラビング法、バス法、ローリング法、チャータズ法などそれぞれ磨き方には利点、欠点があります。
汚れが取れれば、どんな方法でもいいと思います。

※当院ではブラッシング指導に力を入れています。
磨き方を押し付けるのでは無く、人によって歯並び、使っている道具の種類、歯ブラシの形、大きさ、毛の固さ、毛の長さ、毛の太さ、方法が異なります。どんな高額な歯ブラシを使っていても、道具を使いこなさなければ、意味がありません。コツが分からないときは、気軽に質問してください。
新品では無く毎日使っている歯磨きの道具を、出来ればご持参してください。

定期検診で歯周病予防を

正しい歯磨きを心掛けていても、セルフケアだけではどうしても磨き残しがあるものです。そんなとき、いちばんの味方になるのが「かかりつけの歯科医」です。
自分では除去できにくい歯垢や歯石の除去は、かかりつけ歯科医による定期健診で除去してもらいましょう。ブラッシング方法の指導をしっかり受けて、口腔内を清潔に保ち続けられれば、虫歯も歯周病も怖くありません!

根管治療 精密歯内療法

根管治療 精密歯内療法

歯の神経や、歯の根を治療する事が根管治療です。根管治療は通常目視で確認できない歯の中を0.1mm単位で細部の細部を治療する事になるので、熟練の治療技術が必要とされています。
どんなに優れた技術を持っていても、勘で処置を行う治療と目視しながら処置を行う治療どちらが適確な治療ができると思いますか?当院では600倍のマイクロスコープを使用し、根の先端まで目視して施術を行います。マイクロスコープにカメラも内蔵しているので、モニターにも表示できますし、写真として患者さんにも見えるようにする事も出来ます。
無菌治療を徹底する為、あらゆる道具の滅菌(細菌を0にする殺菌消毒の事)やガス滅菌済みラバーダムシートの使用など治療精度向上する努力をさせて頂いています。
破折した歯は患者さんに状況を説明させて頂いて、必要に応じて専用の機械を用いて感染源を除去させて頂き、薬MTAなどを用いて、破折部位の修復治療を行わせて頂きます。

歯ぎしり

歯ぎしり

就寝中の歯ぎしり防止には、就寝中に装着するマウスピースが効果的です。マウスピースにはソフト・ハードの2種類の硬さがあり、また厚さも各種あります。患者さんの症状や口の形、噛み合わせの力にマッチしたマウスピースを、オーダーメイドで作成します。当院がおすすめしているのは、適度な噛み心地があり、柔軟性がフィットする「ソフトとハードのミックスタイプ」です。どのマウスピースも、透明な材質から、国旗風のカラフルな色合いまで、さまざまなデザインから選んで頂けます。

スポーツと歯科治療

スポーツ愛好者・選手が、スポーツによる外傷で歯を失う場合や、口内に傷を負うケースは少なくありません。スポーツと歯科治療とは、歯科医学の立場から、スポーツ愛好者・選手の皆さまをサポートしていくというものです。当院では、歯やアゴなどの怪我を防止するために、お一人お一人の歯に合わせて、ゴム製のマウスピースを作成しております。上あごに装着したマウスピースは、衝撃を吸収する役割があるため、安全にスポーツを楽しんで頂くことができます。

歯を削らない虫歯治療(ドックベストセメント)

歯を削らない虫歯治療(ドックベストセメント)

ドックベストセメント(Doc’s Best Cement)は歯の神経保護と抗菌作用(銅イオンの殺菌力)を持つ銅セメントです。銅イオンの持続的な殺菌力は深い虫歯治療において大変有効で、殺菌効果が24時間程度しか持続しない3Mix-MP抗菌剤療法より画期的な治療法です。

虫歯菌に犯された感染歯質は、すべて取り除くのが原則です。しかし、虫歯の進行が深いケースでは、感染歯質をすべて取ると歯の神経が出てしまう場合があります。そのため、歯の神経を保存させるため、以前は感染歯質を残したまま3Mix-MP抗菌剤療法していました。しかし、3Mix-MP抗菌剤療法は、硬化しないため薬が漏れないように封鎖する必要や、毎回使用する直前に調合する必要があり、この作業が完璧でないと効果がありません。その点、ドックベストセメントは歯科用セメントなので完全に固まってしまい、操作が煩雑でないぶんミスが少なくなります。しかも充填後、感染歯質は再石灰化し治癒してしまうという優れものです。

また、このDoc’s Best Cementは3Mix-MP抗菌剤療法のように薬効低下はなく永続的な効果があるため、一回の治療で充分です。それに抗生剤を使用しないため、耐性菌やアレルギー等の心配はありません。

こちらの治療のデメリットとして、料金は自由診療になるため全額患者様負担になることがあげられます。

料金

エアフロー(1歯につき) ¥1,000(税込)
ドックベストセメント(1歯につき) ¥33,000(税込)
お問い合わせはお気軽に

名古屋駅からも近い中村区のいとう歯科は、休日や夜間の診療も行っております。
名古屋市中村区で歯周病などの歯の治療をお考えなら、いとう歯科まで。